リンツからインスブルックまで、オーストリア鉄道(ÖBB)のレイルジェットエクスプレス(RJX)に乗って、3時間の鉄道旅を楽しみました。
時系列に沿って、レイルジェットに乗った旅行記を書いてみます!
注意!RJXは行き先の違う車両が連結されていた!
今回の私のリンツからの行き先はインスブルック。
電光掲示板で乗車するレイルジェットが到着するホーム番号を確認して、ホームに行ってみると…
行き先がミュンヘン行きになっている???
私の頼りない地図感覚から考えても、リンツから南に行くインスブルックと、西へ行くミュンヘンでは、同じ電車で行けるはずがないように思えるんだけど…?
確認すると、このレイルジェットはミュンヘン行き車両と、インスブルック方面行き車両が連結して走り、ザルツブルクで切り離されるとのこと。
私はインスブルック行きの座席をオンラインで予約してあったので、その座席に座れば、問題なくインスブルックへ行けるとのことでした。
乗車するレイルジェットがやってきました。レイルジェットエクスプレスと行っても、使う車両はレイルジェットと同じです。
座席予約していない場合は、どの車両がミュンヘン行きで、どの車両がインスブルック行きなのか確認してから乗車する必要がありますね。
私が乗車した車両は、車内の電光掲示板がインスブルックまで行く表示になっていました。
もしかしたらミュンヘン行き車両はこのモニターが、ミュンヘン行きになっているのかもしれません。
レイルジェット1等車両でゆったりとくつろぐ
今回のレイルジェット利用は、チェコからの長距離移動の日だったため、謙虚に体力を温存するため1等車両を予約しました。
1等車両はかなり広々と使えます。スーツケースも座席の近くに置くことができました。
椅子はフカフカで座り心地がよいです。小柄な私には大きすぎたくらいでした。
参考までに、こちらは別の日に乗車した、違う区間のレイルジェットの2等車座席です。
2等座席もそれほど座り心地が悪くありませんでしたが、明らかに1等座席の方が、「利用者を快適に座らせるぞ!」という気合を感じられますよね(笑)。
レイルジェット1等車両では座席で食事ができる
レイルジェットには食堂車が連結されていて、1等座席には食堂車のメニューが置いてありました。
このメニューを見て、定期的に通りかかるウェイターさんを呼び止めて、わざわざ食堂車まで行かなくても座席で注文することができます。
オーダーしたものはそのまま座席まで運んでもらえるので、ゆったりと車窓を見ながら、お茶や食事を優雅に楽しめる鉄道旅になります。
この1等座席でレイルジェットの食堂車メニューを注文して、ランチした旅行記はこちら→ÖBBレイルジェットの食堂車メニューでランチした感想!
レイルジェットから見た車窓の風景
この日は、チェコに入る時から雪が降っていました。
雪と湖と山という、いかにもオーストリアらしい風景が車窓から見えました。
さすがレイルジェットエクスプレス、途中で停車したのはザルツブルク駅だけでした。
このザルツブルクで、ミュンヘン行き車両とインスブルック方面行き車両が切り離されていたようです。
ザルツブルク、いつか行きたいなあ…。
インスブルックが近づいてくると、平地部の雪は見られなくなりましたが、山は雪をかぶっています。アルプスって感じですね!
アルプス風?レイルジェットのトイレ
レイルジェットのトイレは、こんな風に、アルプス感あふれていました!
トイレは小ぎれいで、トイレットペーパーや、手を洗った後のハンドドライヤーも備えてあり、使いやすかったです。
まとめ
インスブルック駅には時間通りに到着しました。
とはいっても、チェコでチェコ鉄道に散々な目にあったため、当初の予定よりは3時間以上遅れて着いたんですけどね!
この日に利用したÖBBのレイルジェットは、何も問題がなかったので、この時は
さすがハプスブルク帝国の末裔!しっかりしてるぜ!
と思いましたが、この後ÖBBにも予約していた電車が突然の運休を食らいました!!!
チェコとかオーストリアとかは、鉄道の運休やら遅延やらがかなり多く、予定が狂わされました。
私のように少人数で旅行し、多少のトラブルにもギリギリ…耐えられる…という場合は許容範囲(ギリギリ)かもしれません。
ですが、大人数での旅行や、新婚旅行などの記念旅行でチェコやオーストリアを回る場合は、ツアーの方が無難かも…と思わされる鉄道体験でした。