オーストリア鉄道(ÖBB)は、1等・ビジネスクラスの座席を購入すると、主要駅でÖBBラウンジを利用することができます。
インスブルック中央駅にもÖBBラウンジがあり、インスブルックを出発する際、1等車を予約してあったので、ちょっと立ち寄ってみました。
インスブルック駅のÖBBラウンジがある場所
インスブルック駅のÖBBラウンジは、駅構内のショップが立ち並ぶエリアにあり、特に探さなくても目に入ってきました。
こちらがÖBBラウンジの入口です。
インスブルック駅ÖBBラウンジの内部
インスブルック駅では、電車の発車まで10~15分しかなかったのですが、せっかく1等車を予約してあったので、
しぶとくラウンジを使いたいな…
と思い、ほんのわずかな時間だけですがラウンジを利用しました。
そのため、飲食したのはアップルサイダーだけです!
このアップルサイダーはオーストリアの名物なのか、どこのÖBBラウンジにも置いてありました。
さっぱりしていて美味しいですよ!
他にもセルフで入れるコーヒーマシンや、ティーパックなど、いろいろ準備してあります。
お菓子やナッツ類など、軽くつまめる食べ物も用意してあります。
もちろんラウンジに入れば、これらの飲食物は無料で頂けます。
ラウンジ内には電車の発着を知らせる電光掲示板があり、ラウンジでゆっくり休みながら、ホームや遅延状況をチェックできます。
1等でも€15以下の切符はラウンジを使えない!
実は後で、「今回の切符ではÖBBラウンジを使う資格がなかった」ということが判明しました。
ÖBBラウンジに入るときは最初にカウンターで切符のチェックを受けるのですが、インスブルックのラウンジに入ったとき、カウンタースタッフは一人しかいなくて、他のお客さんの対応を長々と行っていました。
なので、切符のチェックはラウンジに入ってから受ける形になりました。
で、後から切符を見せると「この切符ではÖBBラウンジは使えない」と言われました。
え?何で?1等の切符なのに?
ÖBBラウンジの利用条件に、€15以上の価格で購入した1等車の切符を持っているというのがあったんですね!
私は今回1等切符だったんですが、安い早割切符を購入して、切符の価格が€14だったんです。
規則には厳密なドイツ語圏らしく、たった€1足りないだけですが、機械的に冷たく追い出されました。
日本だったら追い出されるにしても、もう少しマイルドに追い出されるんでしょうけどね(笑)。
日本のやさしい接客に慣れている我々日本人は、こういう冷たい対応に心がシワシワになってしまいますが、別に冷たくあしらわれているというわけではなくて、こういう文化なんだな~と今では思います。
まとめ
インスブルック駅のÖBBラウンジ体験でした。
€15以下のチケットではÖBBラウンジを使えないということが勉強になりました。
インスブルックだけでなく、他の駅のÖBBラウンジでも同じルールですので、ラウンジを使う前に、1等切符であっても切符の価格をチェックするようにしましょう!